
初詣はどこに行くか決めていますか?
一年の始まりに初詣をすると、幸先の良いスタートが切れそうな充実感が有りますよね。更に「厄年だから厄除けをしたい」「今年こそ良い人に出会いたいから縁結びの神社に行きたい」など人によって初詣に行くところはそれぞれでしょう。
今回は、そんな目的別で行くオススメの初詣スポットをご紹介します。
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厄除けにご利益がある初詣スポット

普段縁起や占いを全く気にしていない人でも、周りから「厄年だから厄除けに行きなよ」と言われたことないですか?初詣に行くと、「平成○○年の厄年」という張り紙がありますよね。なぜだか自然と自分の年齢を探してしまうのって私だけじゃないですよね。
~2017年厄年表~

厄年に当てはまる人は、厄除けにご利益がある神社で初詣をすることをオススメします。不幸なことがあってから「厄除けしなかったから・・・」と後悔したくないですよね。厄除けにご利益がある神社や寺で祈祷をしてもらうと安心でしょう。香川県で厄除けが有名なスポットはコチラ!
與田寺

與田寺は「厄除けの寺」としても有名です。「四国八十八箇所総奥の院」としても名を知られているのでたくさんの参拝客がいます。
厄除け祈祷をしてもらうには、受付で申込書をもらい、名前や住所、年齢を記入し、祈祷料を払います。祈祷は本堂で十数人一緒に行われます。そしてひとりひとりの申込書の内容を元に読み上げてくれるのです。注意しなくてはいけないのは、難しい文字は間違って読まれる可能性がありますので読みやすく、ふりがなを書くと間違いありません。名前を間違えられてはせっかくのご利益もなくなりますからね・・・。
祈祷時間:9:00~16:00
祈祷料金:金額によって祈祷期間が異なります。
二千円・・・御札のみ
五千円・・・御札と一ヶ月間の祈祷
一万円・・・御札と三ヶ月間の祈祷
二万円・・・御札と一年間の祈祷
五万円・・・御札と特別護摩祈祷
<厄除け石段>
本堂で祈祷を済ませると横に石段が有ります。それは厄除け石段と言って、石段の下にはお経が刻まれており、厄年の方はその年の数だけ石段にお金を備えながら厄を払うのです。
これで與田寺での厄払い完了です。おみくじをしても良いし、お守りを買ってもいいですよね。そして何より出店が多い!参道の両端にはズラリと出店がありますので小腹を満たしながら楽しんでくださいね。
田ノ口薬師

田ノ口薬師は、創建年代837年、日本三薬師のひとつで厄除けで有名です。
厄除けの祈祷をしてもらうには、まず煙だらけの本堂の中で神主さんが5名ほどいますので、そこで順番に名前・住所・年齢を伝え、祈祷の御札に記入してもらいます。そして家の玄関に貼るといいと言われる御札や食べると健康でいられるという砂糖菓子をもらい、祈祷料を払います。ここは祈祷料は特に決まっておらずお気持ちだそうです。それってすごく困るんですが、三千円か五千円の方が多いようです。
それが終わると、そこから地下に階段が続いていますので仏像などにお参りします。とにかく真っ暗なので足元には気をつけてくださいね。
最後に本堂の前に厄除け臼がありますので、その中に年の数の1円玉を入れて、年の数だけ棒で臼を突くと厄除け完了です。
とにかく、與田寺にしても田ノ口薬師にしても、年の数だけの1円玉を用意しておくのが絶対です!そうしないと厄除け出来ていないことになりますからね。
七宝稲荷大明神

仁尾のお稲荷さんとして知られる、親新尊の坐す仁尾の陳宮。厄除けやお祓いなどに訪れる方が多いと言われています。
狛犬や狐が印象的でご利益のある新宮で、厄除けやお祓いにはおすすめのスポットなので行ったことがない方は要チェックです!
縁結びに御利益がある初詣スポット
冠纓神社

冠纓神社は、別名「かむろ八幡宮」と呼ばれている神社で縁結び・恋愛成就の神社として有名です。本殿でお参りを済ませたら、末社である「龍王神社」でお願いをしてください。
願い石(叶い石)という、石を撫でながらひとつだけ願掛けをすると願いが叶うという石があります。この石には未来の幸せな自分を想像して具体的なお願いをするといいでしょう。
さらに、冠纓神社には、男石と女石と言う石があり、この2つの石を8の字を描くように歩くと恋愛成就のご利益を得ることができるそうです。気になる人がいる人はその人を想って、いない人は自分の理想の人を思い浮かべて歩いてください。
屋島寺

屋島寺は、縁結びだけではなく子宝や家庭円満にご利益があると言われています。
このお寺の珍しいところは「狸」が祀られていることです。本堂の右には簑山大明神が祀られておりオスとメスの2体の狸の石像がいます。四国狸の総大将「屋島の太三郎狸」、屋島の氏神として古くから拝められているのです。
とても不思議な雰囲気のあるパワースポットとしても人気の高い場所なので、ぜひ狸さんに縁結びのお願いをしてみてください。片思いの人や彼ともっと進展したい人はこの狸が力を貸してくれると思いますよ。
金運・商売繁盛にご利益がある初詣スポット
東浜恵美須神社

名前からも分かるように、商売繁盛・千客万来・財運向上など金運をもたらす恵比寿様が祀られた金運神社です。こじんまりとした神社にはなりますが、境内の拝殿と本殿、藤木稲荷神社を合わせて参拝するとより強い金運を授かることができるということで、たくさんの自営業者の方が参拝に来られています。
もちろん、自営業の方だけではなく、金運をアップさせたい人はぜひ初詣に行きましょう。
八栗寺

八栗寺は商売繁盛にご利益があると有名で、毎月1日には必ずお参りに来るという自営業の方たちもいます。お正月には、地元の方から金運をアップさせたい方たちがたくさん参拝に来て賑わっています。出店もたくさんあるんですよ。
八栗寺の行き方としての特徴は、何と言ってもケーブル!徒歩で登る方法もあるのですが、坂道を30分ほど歩き続けなくてはいけません。寒いし足腰や体力に自信がない人はケーブルをオススメします。私は絶対ケーブルですけどね。微妙に高いのがネックですが・・・。一応料金載せときます。
~八栗寺ケーブル料金表(個人)~

↑ケーブル結構楽しいですよ。景色もキレイだし、ワクワク感が半端ないです!
八栗寺は、初詣にくる参拝者がすごく多いのが特徴です。元旦にはまず駐車場からケーブル乗り場に大行列が起こります。さらに本堂にたどり着くには更に何十分も並ばなければいけない状態になります。できるだけ早めに行くことをオススメします。
実は八栗寺に行くには裏ルートがある!?
裏ルートがあるの知ってました?特徴は「本堂のギリギリまで車で行ける」ということです。つまり上り坂を徒歩で歩かなくても、ケーブルを乗らなくても本堂まで車で行けるということ。21%の急勾配や狭い道なので運転に自信がない人には通らないほうが良いかもしれません。しかも、小さい有料駐車場と臨時の無料駐車場以外、基本的には駐車場はありません。でも暗黙の了解でギリギリのところまでいって路駐をする車はたくさんいるんですけどね・・・。
なので、初詣に行く人は決まって車で行けるこのルートを使う人が年々増えて、上り下りとで渋滞が起こります。狭い部分でのすれ違いはとても危険だということで、大晦日から1/3までは通行止めとなっていますので、ご了承ください。

心願成就や無病息災にご利益がある初詣スポット
金比羅宮

「こんぴらさん」という名で知られている金比羅宮は、歴史ある由緒正しい神社ですが、奥社でお参りをするには1368段もの階段を登らなくてはいけないんです!まぁそれはそれは、大変ですよ・・・。それでも年間300万人が訪れるパワースポットになってるんです。
本宮までなら785段。これでもちゃんとたどり着けるかは心配です。でも自力で登った時の達成感はひとしおです。登っているときには「石段を登っている間はしんどいと思ったらいけない」「参拝をするときには幸せになりたいと笑顔で願う」など様々な心得があるんですよ。

↑この眺め、サイコーです!登ってきたかいがあったというもんです。さぁ、いよいよ参拝です。
参拝が終わったら、忘れちゃいけない、ご利益の詰まった人気お守り「幸福の黄色いお守り」を購入しましょう!そして「こんぴら狗」も一緒に!見渡す限りほとんどの人が黄色いお守り買ってました!
幸福の黄色いお守りwithこんぴら狗。素朴な顔可愛い pic.twitter.com/nXjFl1WoqM
— oboro (@unknown_u_u_Zz) 2016年10月11日
私もそうだったのですが、参拝して感じたことは石段を登っている間は自然としんどいと思うのではなく「無」になれました。そして手を合わすと邪心のない素直な願いごと。自分にとっての幸せが自然に抱かれた本宮や眺めから見えたような気がしました。そしてエネルギーが湧いてきて疲れているはずなのに元気に帰ったんです。やはりここが真のパワースポットかもしれません。
総本山善通寺
善通寺は、弘法大師空海のお父さん佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)の屋敷があったところです。簡単に言うと偉いお坊さんが生まれた所ということです。敷地はとても広く、初詣のみならず年間を通してたくさんの方が参拝にきて、パワーをもらいにきているようです。
人気のある寺院だけあって、早めにお参りに行ってもすごい行列です。来たからには本堂でお参りをしたいけれどどうしても待てないと言うときには東院でお参りをするのもいいですね。それでも待つとは思いますが・・・。
12月31日11時から1月3日までは終始混雑が予想されますので防寒対策を忘れずに。
最後に善通寺のシンボル「五重塔」は必ず見ておきましょう。そして南大門の左にある弘法大師が生まれた頃からあるという楠の大木も見どころです。
初詣で知っておかないと恥をかくマナー

- 初詣は特にいつまでに行かなくてはいけないという決まりはありませんが、できれば「松の内」と呼ばれる1月7日までにお参りをするといいでしょう。
- 手水舎で手や口を清め本殿に向かい、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼で拝礼を行う。
- 参道や鳥居の真ん中は神様が通る道なので避けて通る
- お参りをするときには手荷物は地面に置く
- 複数お参りをする場所がある場合はメインの社殿からお参りをする
- 「願い事」ではなく「誓い」をする
- おみくじはお願いを心で決めたから引く
- 神社では拍手を打ちますが、お寺では拍手を叩いてはいけない
- 喪中の方でもお寺にお参りをするのは問題ない
初詣は1月を代表する風物詩

新年を迎えて、まずすることは一年の願い事をする大切な行事です。人混みや寒さが嫌だからと言って家でずっといるよりも、初詣をして気分を新たに切り替えることも大事なことです。
香川県には、お遍路さんのお寺や歴史ある寺社がたくさんあります。基本的には初詣というのは、住んでいる地域の氏神様へお参りをするのですが、それ以外にも少し足を伸ばして目的別に参拝に行くのもいいですね!